本業は堅調ながら過去の副業損失等により実質債務超過、グローバル連結未整備で開示の透明性が低く金融機関からの支援が得られない状況であった
J-STARは増資により資本増強を行うとともに、CFO含めた人材導入を支援し、連結決算数値の透明化と銀行取引の正常化を行った

拠点がアジア各地域に分散、自律的に運営されるも、実質的な経営管理機能が不在であったため、拠点間をまたぐ課題や全社的な課題が未解決のまま山積していた
J-STARはバリュークリエイションチームが一定期間半常駐し経営管理機能を提供、全社会議体の主導や拠点間の有機的な連携を促進、各部門長が自部門以外の課題も主体的に協議、解決にあたるようになり、中堅幹部層の覚醒、次世代経営陣の輩出につながった

特定顧客への依存度が高く、営業活動も特定個人に依存していたことから、投資後は営業主体を各拠点長に変更、取引別採算の精査や交渉を一元的に実施し収益性や取引条件を改善
また各拠点で新規顧客開拓も推進し、顧客の分散やシートカバー以外の取扱商材の分散も図られた